初めての一人暮らしをした部屋の思い出

家への思い出と言えば、わたしが初めて一人暮らしをしたときの家のことを思い出します。わたしが初めて一人で暮らしたのは十八歳になって間もなくのことでした。

母と離れて暮らすことは寂しかったですし不安もありましたが、甘えていても仕方がないと思い一人暮らしに踏み切りました。実家で甘えた生活をしていましたが、兄弟も大きくなり部屋数が足りなくなったことや、元々自立心が旺盛な性格だったのでなんとかなるだろうと思って親元を離れたのです。

わたしは昼間一生懸命働きながら仕事が休みになると家具を買うためにあちこち出掛けたり、壁にかける絵を探しに行ったりと、これまで家族と一緒に住んでいた家ではできなかったことに熱中しました。

生活はいつも苦しくて食べるものは倹約しましたが、家具や雑貨にはお金を使って一人暮らしの生活を心から楽しみました。当時はカーテンひとつ選ぶのも何日も時間をかけたりして、とことんおしゃれな部屋にこだわっていました。